といいつつ、

2006.04.17


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ん?

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スーツケースに中国製のガラクタ、
じゃなくて、
かわいい小物たち(もちろん洗面器も)を詰め込んで、
フランスに帰ってきております。


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どのぐらいで上海に戻るかはわかりませんが、
たぶん2、3ヶ月ほどかと。
その間、この“上海万華”はお休みです。


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上海話、いまいち進んでおりませんが(汗)、
よろしければ、また遊びに来てくださいませ。
次回は熱気ムンムン(?)、
真夏の上海でお会いしましょう!

ふにゃ〜。




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洗面器

2006.04.16


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北京での収穫ブツ。

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洗面器。

中国語で何と言うのかわからないんだけれど、
日本語なら洗面器だよな。

私は人んちを物色して散歩するのが趣味で、
中国の一般的な家庭にあるいろいろなモノを狙って歩いている。
このホーローの洗面器は、家によって使い方もさまざまで、
野菜を洗うためのボウル代わりに使ったり、
植木鉢になっていたり、
ただ外に放ったらかしにされていたり…。
とにかく、どこの家でも見かけるのに、
不思議なことに店で売っているのはなぜか見かけない。

探すこと約2ヶ月。
ようやくうちの近くの小洒落た店で見つけたのだけれど(最初の写真)、
値段を聞くとなんと400元。

さすが小洒落ているだけある。
完全にぼったくりだ。


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あきらめきれずにいたところ、北京で胡同(路地)を散歩中、
洗面器がいたるところに転がっているのをさらに見て、
ついにフランキーに、ある家の戸を叩いてもらうことにした。

おばちゃんから売っている店を地図に書いてもらい、
ひたすら洗面器を目指す。
が、なかなかそれらしき店が見つからない。


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ふと、100円ショップのビル版のような建物を発見。
入ってみると、6階建てほどのビルの中、
各フロアには間口二間ほどの小さな雑貨店がぎっしりと並んでいる。
その中からようやくお目当ての洗面器を見つけた。

値段は小さいもので16元。
大きいものなら20元。

そうだろ。そうだろ。
そうこなくっちゃ。


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やさしいタッチの絵が、なんとも愛らしい。
柄は花や蝶が基本で、
“囍[xi]”という文字が書かれている。

聞けば“囍”とは、
ダブルハピネスというわけで、
たいそうめでたい言葉だそうな。

結婚祝いに贈る言葉でもあるそうで、
以前はこの“囍”つき洗面器が立派な贈り物のひとつだったとか。

ということは、家々で見かける洗面器たちは、
その主の若かりし頃の結婚の思い出だったわけだ。

同じようなものでも、
それぞれ柄や仕上がりが微妙に異なるのが中国製。
ひとつひとつ丹念にチェックして、
よさげなものを大2つ、小1つ選ぶ。


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次の店では、より頑丈な厚手の洗面器を発見。
こちらは1つ25元ながら、より丁寧に作られている。
ここではこの高級品の大1つと普通の小1つをお買い上げ。

と、立ち去ろうとした時、
隅にもう1つ洗面器があるのを発見。

「これ、いい感じじゃない」
とフランキーと言っていると
(以下フランキー訳)、

店のおばちゃんが、
「これはダメ。もう売っちゃったんだもん」

「でも。欲しいな」
とフランキー。

「でも、ダメよ」
とおばちゃん。

「他のものとすり替えておけばわからないよ」

「そーお? でもダメ、ダメ」

「大丈夫だって」


「そうかしら…」

と、本当に他の洗面器とすり替えて、
それを売ってくれた。


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帰り際に、
「ぼくたちだけの秘密だよ」
とフランキーが言うと、

「ひゃっひゃっひゃっ」
とおばちゃんは笑ってたっけ。。。

逆の立場になる可能性があることを忘れてはいけない。


まぁ、こうして計6枚の洗面器をしょって、
北京から上海に帰ってきた私たち。

翌朝、洗面器と一緒にシャワーを浴び、
みんなをきれいに洗ってあげたフランキー曰く、

「あともう2つ買ってくればよかったな」



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春色

2006.04.05


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春ですねぇ。


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水壺

2006.03.25


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上海生活の必需品。

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水壺;(shŭi hú)=やかん。

上海に来てから酒をあまり飲まなくなった。
日本ではビール、フランスではワインが毎晩の夕食のお供だったけれど、
さて中国では何を飲むべきなのか。
中国ビールは薄くてマズイし、
紹興酒じゃ確実にフランキーにつきあってもらえない。

となると、やっぱり“茶”。

毎日、老夫婦のように茶をすする2人なのだけれど、
自分が酒を飲まずに生きていけるとは思いも寄らなかった。
我ながらすばらしい適応力である。

とはいえ、茶を語るにはまだまだ長〜い道のりのため、
とりあえず形から入ってみよう。

街を歩けば、道端でさえもマイカップを持って、
茶を飲んでいる中国の人々。
このマイカップも欲しいアイテムのひとつなのだけれど、
まず必要なのは、湯を沸かす道具である。

これまた、街を歩けば、
やかんを持って歩く人々も見かけるのだ。
ある本屋さんでは、各フロアの従業員に湯を配って歩く、
“やかんおばさん”がいた。

ぷっくり膨らんだやかんを持って歩く姿は、
なんともほほえましい風景である。

日本語の“やかん”は、
薬を煮出すのに使われていた“薬鑵”に由来するらしい。
中国語の“水壺”は、
壺で湯(=水)を沸かしていたことに由来するのだろうか?
湯が注ぎやすいように、壺から口が出、取っ手がついたと考えると、
これまた愛着が沸く形である。

だから、スーパーでやかんに電熱器がついたものを見つけたときは、
「これだ!」と大喜びで購入したのだった。


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と言いつつ、
写真の電熱器つきやかんは、すでに3代目である。

1代目は、年末にフランキーがフランスに持って帰り、
今やヴェルサイユ在住のご身分。
2代目は、買って2週間も経たない内に故障(さすが中国)。
その替わりにうちにやってきたのがこの子なのだ。

ところが、見た目は大満足なのだけれど、
実のところ2人分の湯を沸かすにはデカすぎる。
電熱器がすっぽりと埋まるまで水を入れるから、
やかんの半分以上まで水を入れなくてはならず、
時間がかかる。

しかも沸騰しても自動では止まらず、
笛の合図でコンセントを引っこ抜いて止めなくてはいけないため、
使い勝手はイマイチ。

したがって、次に買ってきた4代目。


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2人分の湯が沸かせそうな小さなカップ状湯沸し器。
しかしながら、見た目通りにパワーがなく、
少ない量なのにデカいやかんで沸かすのと
同じぐらい時間がかかるのだ。

すると、ある茶館で、
おしゃれな電気ポットを発見。


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お茶屋さんに行くと、同じものが売っていたため、即お買い上げ。
その店ではテーブルの上に電気ポット置き、
何杯も茶を淹れてくれながら、その都度、湯を沸かしていた。
5代目は、なかなか使い勝手がよさそうである。

ポットのデザインはシンプルで申し分ない。
ちゃんと自動で止まるし、
さらに保温機能までついている!

と思ったら、、、

家に帰って電源を入れてみると、
湯が沸かない。。。(やっぱり中国)

で、

6代目は5代目よりもひと回り小さいサイズ。


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電源を入れればちゃんと湯が沸くし、
ちゃんと自動で止まる。
小ぶりでかわいいし、
フランキーの一番のお気に入りになったようである。

だ・け・ど、

だけど、2つの大きめのカップに注ぐには、
ちょいと湯が足りない。。。


ふぅ、

うちのやかんは何代まで続くのだろうか?




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事故

2006.03.16


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これで6度目だ。

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キキキィーーー、ガッシャーン!!!
急ブレーキの後にものすごい衝突の音。
続いてクラクションが立て続けに鳴らされる。

「またやった」
と大急ぎで隣の部屋へ行き、窓から身を乗り出すと、
そこはすでに野次馬の群れ。

私が上海に住み始めて2ヶ月半の間に、
うちのそばの交差点で見た交通事故の数である。

“見た数”であって、
見ていない事故も当然あるはずで、
確実に6回以上の事故が起きているわけだ。

さらに、
うちのそばの交差点以外の場所で見た交通事故を合わせると、
2ヶ月半の間で計12回になる。

なんて少ないんだ。

よくまぁ、あんな運転マナーで、
この数に抑えられているものである。

とにかく、上海(中国?)の交通ルールは無茶苦茶だ。
“速いものが強い”という掟がまかり通っている。

道を行くモノの中で一番強いのは車。
もちろん、最下位は徒歩の人間である。

ちゃんと青信号で横断歩道を渡っていても、
曲がってくる車、バス、バイク、もちろん自転車だって、
容赦なく突っ込んでくる。

しかも後ろに回りこむわけではなく、
スピードを上げて人の前へ前へと抜いてくるものだから、
恐ろしいことこの上ない。

良い子が渡るべき“青信号の横断歩道”が、
存在しないというわけだ。

だから、みんな、信号無視はもちろんのこと、
横断歩道のない場所でも平気で渡ってしまう悪い子になる。

パリだって、信号も横断歩道もないも同然だったけれど、
あそこは車が非常に紳士的だった。
こっちが勝手に渡っているだけなのに、
ちゃんと止まってくれたもの(それを歩行者優先と言う)。

だから、道路のどこでも横断は、
私もパリでかなり慣れたものだったけれど、
さすがに上海では怖気づく。
上海人を見習いつつ、渡り際を見極めるべく訓練中なのだ。

じゃなかった、、、


たとえ信号待ちをしていたとしても、
車も人間も完全にフライング状態。
信号の待ち時間を使ってどれだけ距離を稼げられるか、
競争しているようである。

よって、信号がある場所でも交通整理(たまに警察)のおじちゃんが立つ。
人間が誘導しないと、誰も信号の言うことを聞かないのだ。


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“速いものが強い”のは、車同士でも同じこと。
タクシーに乗っていると、隙あらばスピードを上げて入り込み、
遅い車はどんどん抜く。
身の危険を感じて、自主的にシートベルトを締めることも多い。

タクシーに乗っていて鎖骨を骨折する大事故にあったなんていう、
フランス人の友達もいるから、タクシーに乗るのも覚悟が必要だ。

すでにフランキーも自転車同士で事故を起こしており、
愛車を修理させた経験がある。
相手の自転車はブレーキが利かないポンコツで、
なんと足でブレーキをかけていたと言うからとんでもない。

そう聞いて周りをよく見ていると、
靴底をすり減らしてスピードを落とす人がなんて多いことか。
自転車に限らずスクーターでも、
両足を踏ん張ってブレーキをかけるのを見て、
ホントたまげる。

徒歩にしても、車にしても、自転車にしても、
何にしても、この街は危険なのだ。


そして今日もまた、
うちの中まですさまじい音が響いてくる。

私は窓から身を乗り出して野次馬を見物しながら、
そばの交差点で起きた事故を数えるのである。




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